「デザイン」をしない人たち
デザインというものを小さく捉えすぎてはいませんか?
プログラマ(とかSEとか)をやって感じているのは、なにかを作るときに「総合的な出来上がりを考える」という意味での「デザイン」をする人って、あまりいないということです*1。
たとえばシステム構築とかだと、基本設計書が書き上がった時点*2で「これでモノは自動的に出来上がる」という態度を取る人がすごく多いのです。
なんでかなー、と考えてみる。うーん。わからないまま書くメソッド発動。
「デザインの才能」というものに差はない、と仮定して。
そうなると、要は行動するか、しないか、ということになるかしら。
デザインはしない。
面倒くさいから。時間がないから。
でもそれでモノが出来上がるのか?無理な気がするぞ。
ハラショー同志。わたしに素晴らしいアイデアがある。
コピペだ。コピペすればいいんだ。
過去に蓄積された自社・他社のデザインをバクればいいんだよほー。
階層化データはツリービューで決まり。
大量データはエクセルっぽく表で。
データ入力はモード付きダイアログを出しまくりで。
マイクロソフトがやってんだから間違いないよ。
あとはボタンとかアイコンを「それっぽく」ポトペタすればいいんで。
それでやっといて。
ほら出来た!すごく早く出来た!さあ納品だ!
え、使い勝手?作業効率?・・・それ使う人の問題だから関係ないし。
というストーリーを妄想。
楽にアウトプットが出せるんだから苦労することはない、という感じ?
お金を得るために仕事をする、という観点からだとコレが最善なのかもしれないなあ。
でも、わたしはお金も良いモノも両方たくさん欲しいから、七転八倒しつつ「デザイン」するのだ。
なぜならば!わたしはプログラマだからなのです。(ノノ風)