それでもボクはやってない

3年ほど前に映画館の近所に引っ越して、月に2,3本の映画を見るようになった。それ以来では「もっとも面白い」と断言できる。
予告を見た印象でコミカルな映画なのかと思ったのだけれど、いやまさかこんな真っ正面で社会派な話だとは。しかし全体的に軽やかで見ていて疲れない。144分もあるが体感的には60分、話に無駄な部分が一つもなく日本映画とは思えない。役者も役不足・力量不足、共になし。
そして最後の場面で主人公の心情にシンクロしている自分。こんなに感情を揺さぶられて見終わった映画は初めてであった。日本裁判映画の傑作。


細かい点を言えば、本田博太郎が変な役で出ててとても嬉しかったよー。
あ、あと「12人の優しい日本人」を見返したくなった。